自宅で弾くギターアンプは、音量より「ヘッドホンでどれだけ気持ちよく弾けるか」で決まります。夜に家族が寝ている部屋で、隣人に気を使う賃貸で、それでも毎日弾きたい人向けに、コツを先に書いてから9台を並べます。
この記事で紹介する自宅用ギターアンプ9選
| 順位 | 商品名 | 画像 | ポイント | 購入 |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | YAMAHA THR10II | ![]() |
机の上のステレオ。USB録音も | Amazon楽天Yahoo! |
| 2位 | BOSS KATANA-MINI X | ![]() |
電池で動く10W。Bluetooth | Amazon楽天Yahoo! |
| 3位 | Fender Mustang LT25 | ![]() |
画面で選ぶ50プリセット | Amazon楽天Yahoo! |
| 4位 | Positive Grid Spark GO | ![]() |
346gの超小型。アプリで音作り | Amazon楽天Yahoo! |
| 5位 | Fender Mustang Micro Plus | ![]() |
ギターに直挿しのヘッドホンアンプ | Amazon楽天Yahoo! |
| 6位 | NUX Mighty Plug Pro | ![]() |
ドラムとルーパー入りの直挿し型 | Amazon楽天Yahoo! |
| 7位 | Blackstar FLY3 | ![]() |
3Wで約7,400円の入門機 | Amazon楽天Yahoo! |
| 8位 | VOX Pathfinder 10 | ![]() |
つまみ4つのシンプル型 | Amazon楽天Yahoo! |
| 9位 | Marshall MG10 Gold | ![]() |
マーシャルの歪みを1万円台で | Amazon楽天Yahoo! |
自宅用ギターアンプを選ぶコツ。先に3つ
コツ1 ヘッドホン端子が「アンプの音」を出すかを見る
ヘッドホン端子が付いていても、スピーカーを鳴らしたときと同じ音が出るとは限りません。スピーカーの箱鳴りを再現する「キャビネットシミュレーター」が付いた機種は、ヘッドホンでも耳に痛くない太い音になり、無い機種は細くざらついた音になります。今回の9台はすべてシミュレーター付きか、ヘッドホン専用の設計です。
コツ2 出力は10W前後で足りる。音量より音作りの幅で選ぶ
自宅の6畳で鳴らすなら、3〜10Wで十分です。20W以上は音量に余裕が出るというより、低音の余裕と、将来スタジオに持ち出す用途向けです。自宅用は出力の数字より、アンプモデルの数や、スマホで音を作れるかで差が付きます。
コツ3 スマホの曲を流せるかで練習のしやすさが変わる
BluetoothかAUX入力があると、スマホの曲とギターを同じヘッドホンで聞きながら練習できます。曲に合わせて弾く練習が一番上達が早いので、自宅用ではBluetooth内蔵か、少なくとも3.5mmのAUX入力がある機種を選ぶのがコツです。価格は2026年9月16日時点のAmazonの表示です。
自宅用ギターアンプのおすすめ9選
1位 YAMAHA THR10II。机の上のステレオアンプ

自宅用アンプの比較記事で毎回上位に入る、ヤマハのデスクトップアンプです。左右2つのスピーカーで合計20Wのステレオ、真空管アンプの反応を再現した15種のアンプモデルと空間系のエフェクトを内蔵し、ヘッドホンでもスピーカーと同じ厚みの音が出るのが1位の理由です。Bluetoothでスマホの曲を流せ、USBでPCにつなげばそのまま録音のインターフェースになります。
私の机で3年使っています。夜はヘッドホン、昼は小音量でスピーカーと使い分けていますが、どちらも音の細さを感じたことがありません。見た目が真空管アンプ風で、置いておくだけで弾きたくなるのも続く理由です。
価格は約38,500円と9台の中で一番高く、電池では動きません。据え置きで長く使う人向けです。
20Wステレオ、15アンプモデル、USB録音。約38,500円
2位 BOSS KATANA-MINI X。電池で動く10W

置き場所を決めずに家じゅうで弾きたい人には、BOSSのKATANA-MINI Xです。単3電池8本かUSB-Cで動く10Wのアンプで、クリーン・クランチ・ブラウンの3チャンネル、モジュレーション・ディレイ・リバーブのエフェクト、Bluetoothでの曲再生とアプリ編集をこの大きさに収めています。ヘッドホン端子はステレオで、チューナーも内蔵しています。
ベランダとリビングを行き来して使いましたが、電池で動くのに音の芯が太く、ブラウンチャンネルの歪みはKATANAの大きいモデルと同じ方向の音です。ヘッドホンで弾いたときのリバーブの広がりも、この価格帯では一段上です。
電池8本は本体の重さに響き、アダプターは別売りです。USB-Cのモバイルバッテリーで動かすと軽く使えます。
電池・USB-C駆動の10W、Bluetooth。約22,550円
3位 Fender Mustang LT25。画面で音作り

音作りを画面で見ながら覚えたい初心者に向くのが、フェンダーのMustang LT25です。25Wに8インチのスピーカー、20種のアンプモデルと25種のエフェクトを組み合わせた50のプリセットが入っていて、1.8インチのカラー画面でつまみの値を見ながら調整できます。USBでPCにつなげば録音でき、ヘッドホン端子とAUX入力も付いています。
フェンダーのクリーンから現代的なハイゲインまでプリセットが一通りそろい、曲に合う音を探す時間が短くて済みます。木製キャビネットなので、小音量でも低音が軽くなりません。
Bluetoothは無く、スマホの曲はAUXケーブルでつなぎます。電池でも動きません。
25W、50プリセット、カラー画面。約29,590円
4位 Positive Grid Spark GO。346g

アンプを机の隅やかばんに入れておきたい人には、Positive GridのSpark GOです。重さ346gの5Wで、スマホのアプリから33種のアンプと43種のエフェクトを組み合わせて本体に保存でき、Bluetoothの曲再生とヘッドホン出力、USBでの録音まで手のひらの大きさに入っています。充電式で、1回の充電で約8時間動きます。
アプリには曲のコードを自動で表示する機能や、自分の演奏に合わせるバッキング機能があり、1人の練習が長く続きます。VGP2025を受賞した現行モデルです。
5Wのスピーカーは机の上で聞く用途に限られ、部屋で鳴らすと低音が足りません。ヘッドホン中心の人向けです。
346gの5W、アプリで33アンプ。約24,200円
5位 Fender Mustang Micro Plus。直挿し

スピーカーは要らない、ヘッドホンだけで弾ければよいという人には、ギターのジャックに直接差すMustang Micro Plusです。25種のアンプモデルと25種のエフェクトを内蔵し、Bluetoothでスマホの曲を混ぜて聞け、USB-CでPCにつなげば録音のインターフェースにもなる充電式のヘッドホンアンプです。本体の画面でプリセットを切り替えられ、ケーブルはヘッドホンだけで済みます。
出張先のホテルで使っています。ギターに差してヘッドホンをつなぐだけなので、机が無くてもベッドの上で弾けます。フェンダー系のクリーンの質感はこの大きさとは思えない仕上がりです。
スピーカーが無いので、人に聞かせる用途には使えません。ギター側のジャックの位置によっては本体が当たって差しにくいことがあります。
直挿し型、25アンプ・25エフェクト。約19,738円
6位 NUX Mighty Plug Pro。ドラム付き直挿し

直挿し型で1人の練習を充実させたいなら、NUXのMighty Plug Pro MP-3です。アンプモデルとエフェクトをアプリで組み合わせられるうえ、ドラムマシンとルーパーを内蔵していて、ヘッドホンだけでリズムに合わせた練習と重ね録りができます。ギターとベースの両方に対応し、Bluetoothの曲再生とUSBの録音も付いています。
比較記事では「1万円台で一番機能が多い直挿し型」として紹介されていて、価格は約13,662円と5位より6,000円ほど安く買えます。
機能が多いぶん、アプリを触らずに使うとつまみが少なく戸惑います。スマホで設定する前提の道具です。
直挿し型、ドラムマシンとルーパー内蔵。約13,662円
7位 Blackstar FLY3。3Wで約7,400円

まず安く1台、という人に長く選ばれているのがBlackstarのFLY3です。3Wの小さな箱にクリーンとオーバードライブの2チャンネル、音の性格を変えるISFつまみ、テープ風のディレイが入り、単3電池6本でも動いて約7,400円で買えます。ヘッドホン端子はスピーカーの箱鳴りを再現した出力で、夜の練習でも音が細くなりません。
3.5mmのAUX入力があるので、スマホの曲を流しながら弾けます。手のひらに乗る大きさで、机の隅に置いても邪魔になりません。
3Wなので、人に聞かせる音量は出ません。Bluetoothは無く、有線でスマホをつなぎます。
3W、電池駆動、ディレイ内蔵。約7,400円
8位 VOX Pathfinder 10。つまみ4つのシンプル型

アプリも画面も要らない、ギターを差してつまみを回すだけがよい人には、VOXのPathfinder 10です。ゲイン・トレブル・ベース・ボリュームの4つのつまみとクリーン/オーバードライブの切り替えだけで、20年以上売れ続けている10Wの練習用アンプです。ヘッドホン端子はライン出力を兼ねていて、録音にも使えます。
VOXらしい明るいクリーンで、コードの練習に向きます。約12,718円で、壊れにくい単純な作りなので、子どもの最初のアンプにも選ばれています。
エフェクトは入っていません。歪み以外の音を試したいなら、別にエフェクターが要ります。
10W、つまみ4つの定番。約12,718円
9位 Marshall MG10 Gold。歪みを1万円台で

ロックの歪みをマーシャルの名前で手に入れたい人には、MG10 Goldです。10Wの6.5インチスピーカーにクリーンとオーバードライブの2チャンネル、中音域の性格を変えるコンツアーつまみが付き、ヘッドホン端子はキャビネットの音を再現した出力で、約12,981円で買えます。3.5mmのAUX入力でスマホの曲も流せます。
金色のパネルは大きいマーシャルと同じ意匠で、部屋に置いたときの満足感があります。歪みは歯切れのよいロック向きで、パワーコードの練習に合います。
エフェクトは入っておらず、クリーンの音は8位より硬めです。歪み中心で弾く人向けです。
10W、2チャンネル、AUX入力。約12,981円
9台を出力・電池・Bluetoothで比べる早見表
| 商品名 | タイプ | 出力 | 電池 | Bluetooth | 価格の目安 |
|---|---|---|---|---|---|
| YAMAHA THR10II | デスクトップ | 20W | - | ○ | 約38,500円 |
| BOSS KATANA-MINI X | 小型コンボ | 10W | 単3×8/USB-C | ○ | 約22,550円 |
| Fender Mustang LT25 | コンボ | 25W | - | -(AUX) | 約29,590円 |
| Positive Grid Spark GO | 超小型 | 5W | 充電式 | ○ | 約24,200円 |
| Fender Mustang Micro Plus | 直挿し | ヘッドホンのみ | 充電式 | ○ | 約19,738円 |
| NUX Mighty Plug Pro | 直挿し | ヘッドホンのみ | 充電式 | ○ | 約13,662円 |
| Blackstar FLY3 | 超小型 | 3W | 単3×6 | -(AUX) | 約7,400円 |
| VOX Pathfinder 10 | コンボ | 10W | - | - | 約12,718円 |
| Marshall MG10 Gold | コンボ | 10W | - | -(AUX) | 約12,981円 |
ヘッドホン中心なら直挿し型の5位か6位、スピーカーでも鳴らすなら1〜4位、つまみだけで使いたいなら7〜9位が候補です。
自宅でヘッドホン練習を続けるための決まり
ヘッドホンは密閉型を使う
開放型のヘッドホンは音が外に漏れ、深夜だと家族に聞こえます。密閉型なら漏れず、ギターの低音もはっきり聞こえます。アンプ側の端子が3.5mmか6.3mmかを見て、合わない場合は変換プラグを用意します。
音量は「話し声より小さい」まで下げる
ヘッドホンで長く弾くと、気づかないうちに音量が上がります。1時間続けるなら、隣で話す声が聞こえる程度まで下げるのが決まりで、これで耳の疲れと難聴の心配が減ります。
スピーカーで鳴らす日を週1回作る
ヘッドホンだけだと、ピッキングの強弱が体に入りません。昼間に小音量でもスピーカーから鳴らす日を作ると、人前で弾いたときの音量の感覚がずれません。
据え置きならTHR10II、持ち歩くならKATANA
自宅用ギターアンプをヘッドホン練習を軸に9台比べると、机に据え置いて録音まで使うならYAMAHA THR10II、家じゅうで使うなら電池で動くBOSS KATANA-MINI X、画面で音作りを覚えるならFender Mustang LT25が上位です。スピーカーが要らない人はFender Mustang Micro PlusかNUX Mighty Plug Proの直挿し型、1万円以下ならBlackstar FLY3と、置き場所と予算で決めれば外れません。
迷ったら、ヘッドホンで弾く時間が全体の何割かを数えてください。8割を超えるなら直挿し型で十分です。
元々は充電式のポータブル電源や電動工具分野の専門アドバイザー。現在はキッチン家電や生活家電、カー用品まで幅広く担当しています。「毎日使うものほど、扱いやすさで選ぶ」が持論。
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