洗濯容量12kgでも、乾燥は6kgまで。この数字を知らずに買うと、結局干すことになります。7台を比べました。
この記事で紹介するドラム式洗濯機7選
| 順位 | 商品名 | 画像 | ポイント | 購入 |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | パナソニック NA-LX113EL-W | ![]() |
洗剤の自動投入が効く | Amazon楽天 |
| 2位 | パナソニック NA-SD10HBL-W | ![]() |
狭い脱衣所でも入る幅 | Amazon楽天 |
| 3位 | 日立 BD-SV120ML(W) | ![]() |
風アイロンでシワが伸びる | Amazon楽天 |
| 4位 | 日立 BD-STX130ML | ![]() |
乾燥フィルターの掃除が不要 | Amazon楽天 |
| 5位 | 東芝 TW-127XM5L(W) | ![]() |
乾燥7kgを約89分で仕上げる | Amazon楽天 |
| 6位 | 東芝 TW-84GS4L(W) | ![]() |
2人暮らしにちょうどいい8kg | Amazon楽天 |
| 7位 | シャープ ES-S7K-CL | ![]() |
ひとり暮らしの脱衣所へ | Amazon楽天 |
ドラム式に替えると、家事のどこが消えるのか
洗濯そのものが速くなるわけではありません。消えるのは「干す」と「取り込む」の2工程です。
夜に回して寝れば、朝には畳むだけの状態になっています。この差は、共働きの家では毎日30分ぶんくらいの重さがあります。
洗い方も縦型と違います。ドラムを回して衣類を持ち上げ、落として洗うので、水は少なくて済みます。洗剤が薄まりにくいぶん、皮脂汚れには強い方式です。
生地の傷みも抑えられます。縦型のもみ洗いより、衣類同士がこすれる回数が少ないためです。

7台の乾燥方式と容量を並べた比較表
カタログの数字だけを追うと、乾燥容量の落とし穴にはまります。
乾燥できる量は、洗濯容量のおよそ半分。洗濯13kgの機種でも、乾燥は7kgまでです。
表は仕様と口コミ、販売店へのリサーチをもとに並べました。運転音の欄は、集合住宅の夜に回せるかどうかという観点で付けています。
| 商品 | 洗濯/乾燥 | 夜に回せる静かさ | フィルター掃除のラクさ | 向いている人数 |
|---|---|---|---|---|
| パナソニック NA-LX113EL-W | 11kg/6kg | ★★★★☆ | ★★★★☆ | 4人前後 |
| パナソニック NA-SD10HBL-W | 10kg/5kg | ★★★★☆ | ★★★☆☆ | 3人前後 |
| 日立 BD-SV120ML(W) | 12kg/6kg | ★★★★☆ | ★★★☆☆ | 4人前後 |
| 日立 BD-STX130ML | 13kg/7kg | ★★★★☆ | ★★★★★ | 4〜5人 |
| 東芝 TW-127XM5L(W) | 12kg/7kg | ★★★★★ | ★★★☆☆ | 4〜5人 |
| 東芝 TW-84GS4L(W) | 8kg/4kg | ★★★★☆ | ★★★☆☆ | 2人前後 |
| シャープ ES-S7K-CL | 7kg/3.5kg | ★★★★★ | ★★★★☆ | 1〜2人 |
乾燥容量で選ぶドラム式洗濯機のおすすめ7選
並び順は「毎日乾燥まで回せるか」と「手入れの手間」で決めました。
第1位:パナソニック ドラム式洗濯乾燥機 LXシリーズ NA-LX113EL-W

我が家で使っているのがLXシリーズです。
洗剤と柔軟剤を自動で投入してくれるので、洗濯機の前で計量する動作がまるごと消えました。タンクに数か月ぶんを入れておけば、あとはボタンを押すだけです。
ヒートポンプ式の乾燥は約60℃と低めで、Tシャツが縮んで着られなくなるような事故が起きません。
洗剤液を温めて泡にする洗い方も入っていて、襟元の黄ばみが薄くなりました。
正直に書くと、本体価格は高いです。20万円を超える買い物なので、乾燥をほとんど使わない人にはこの投資は重すぎます。
パナソニック ドラム式洗濯乾燥機 LXシリーズ NA-LX113EL-W
洗剤の自動投入でボタン1回で終わる
第2位:パナソニック ドラム式洗濯乾燥機 SDシリーズ Hタイプ NA-SD10HBL-W

同じパナソニックで、置き場所を優先した設計の機種です。
幅を抑えたまま洗濯10kgを確保しているので、古いマンションの狭い脱衣所でも入ります。
投入口の位置が高く、洗濯物を取り出すときに腰を深く曲げずに済むという声が目立ちました。操作パネルが天面にあるのも、壁ぎわに置く家では効いてきます。
洗剤タンクの容量が大きく、詰め替え用をそのまま流し込めます。
乾燥容量は5kgなので、4人家族が毎日全部乾燥まで回すには足りません。2〜3人の家庭までが現実的な範囲です。
パナソニック ドラム式洗濯乾燥機 SDシリーズ Hタイプ NA-SD10HBL-W
狭い脱衣所に入る幅で洗濯10kg
第3位:日立 ビッグドラム ドラム式洗濯乾燥機 BD-SV120ML(W)

日立のドラム式といえば「風アイロン」です。
高速の風を衣類に直接当ててシワを伸ばす仕組みで、乾燥が終わったシャツをそのまま着られる、という口コミが繰り返し出てきます。
販売店の担当者に聞くと、アイロンをかける習慣がある家庭ほど日立に流れる傾向があるとのことでした。
洗濯槽と乾燥経路の自動おそうじが入っていて、カビとホコリの両方に手を打っています。
弱点は乾燥フィルターです。上位のSTXと違ってフィルター掃除が必要なので、乾燥を毎日回すと週に何度かは手を入れることになります。
日立 ビッグドラム ドラム式洗濯乾燥機 BD-SV120ML(W)
風アイロンでシャツのシワが伸びる
第4位:日立 ビッグドラム ドラム式洗濯乾燥機 BD-STX130ML

乾燥フィルターの掃除から解放される機種です。
乾燥で出たホコリと糸くずは、次の洗濯のときに自動で洗い流されます。毎回フィルターをつまんで綿ぼこりを剥がす作業が消えるのは、想像より大きい。
洗濯13kg、乾燥7kgと今回いちばんの大容量で、5人家族でもシーツを混ぜて回せます。
レビューでは「乾燥のエラーが出なくなった」という声が並んでいました。フィルター詰まりが原因のトラブルが起きにくい構造です。
その代わり価格は最上位クラスです。糸くずフィルターの手入れが2週間に1回残る点も、まるきり手放しにはならないところとして頭に入れておいてください。

日立 ビッグドラム ドラム式洗濯乾燥機 BD-STX130ML
乾燥フィルターの掃除がいらない
第5位:東芝 ZABOON ドラム式洗濯乾燥機 TW-127XM5L(W)

前の家で使っていたのが、東芝のZABOONでした。
とにかく静かだったのを覚えています。木造アパートの2階で夜11時に回しても、隣から苦情が来ませんでした。独自のモーターで振動を抑える設計です。
ナノサイズの泡を使う洗い方で、部屋干しのにおいがはっきり減りました。抗菌水を作るユニットは長期間交換不要という仕様です。
乾燥は7kgを約89分で終わらせます。帰宅してから回しても、寝る前には畳めました。
弱点は乾燥フィルターの掃除が残ることと、価格が上位クラスであること。あとは扉が左開きなので、壁の位置によっては使いにくくなります。買う前に必ず開き方向を確認してください。
東芝 ZABOON ドラム式洗濯乾燥機 TW-127XM5L(W)
夜でも回せる静かさと約89分の乾燥
第6位:東芝 ZABOON ドラム式洗濯乾燥機 TW-84GS4L(W)

同じZABOONの、洗濯8kgクラスです。
2人暮らしなら、この容量で足ります。幅も抑えられているので、縦型からの買い替えでも防水パンに収まりやすい寸法です。
泡の細かい洗浄と抗菌水は上位機と同じ考え方が入っていて、部屋干しのにおい対策は効きます。
口コミでは「シワが気になる衣類はコースを分ける必要がある」という指摘がありました。上位機ほど乾燥後の仕上がりは整いません。
乾燥容量は4kgです。家族が3人以上いると、乾燥まで一度で回しきれない日が出てきます。
東芝 ZABOON ドラム式洗濯乾燥機 TW-84GS4L(W)
2人暮らしにちょうどいい洗濯8kg
第7位:シャープ プラズマクラスター ドラム式洗濯乾燥機 ES-S7K-CL

今回の7台でいちばん小さい、洗濯7kgクラスです。
ひとり暮らしや2人暮らしの脱衣所を想定した寸法で、ドラム式は置けないと諦めていた間取りでも入る可能性があります。
乾燥ダクトと洗濯槽の自動洗浄が入っていて、手の届かない場所を放置せずに済みます。運転音も抑えられていて、深夜でも回せるという口コミが多めでした。
プラズマクラスターで、洗えない衣類の消臭にも回せます。スーツやコートを部屋干しできない家では出番があります。
乾燥容量は3.5kgしかありません。バスタオル数枚とシャツを入れたら埋まる量なので、家族が3人以上いる家庭が買うと確実に足りなくなります。
シャープ プラズマクラスター ドラム式洗濯乾燥機 ES-S7K-CL
狭い脱衣所にも入る7kgクラス
注文する前に、必ず測ってほしい場所
ドラム式で最も多いトラブルが「置けない」「入らない」です。
設置場所と搬入経路、両方を測ってから注文してください。本体だけ届いて玄関で止まると、返送の手間と費用がかかります。
扉の開く向きも見落としやすい部分です。壁が右にあるのに右開きを買うと、洗濯物を出すたびに体をねじることになります。
エレベーターのない集合住宅の3階以上に住んでいる場合は、階段搬入の追加料金がかかることがあります。注文前に販売店へ確認しておくと安心です。
本体と一緒に用意しておきたいもの
かさ上げ台は、防水パンの掃除と排水口の点検をするために効いてきます。設置後に入れようとすると業者を呼ぶことになるので、最初に頼んでください。
乾燥に強いネットも用意しておくと、下着や薄手のシャツを痛めずに済みます。

7台を比べて残った答え
4人家族で毎日乾燥まで回すなら、パナソニック NA-LX113EL-Wか日立 BD-STX130ML。
夜に回したい人は東芝 TW-127XM5L(W)、脱衣所が狭いならパナソニック NA-SD10HBL-Wかシャープ ES-S7K-CL。
2人暮らしで価格を抑えるなら東芝 TW-84GS4L(W)という並びです。
洗濯容量ではなく乾燥容量から逆算する。ここだけ守れば、買ってから干す生活に戻ることはありません。
西村 隆之生活家電を得意とする筆者。今回は家電量販店の販売担当者と設置業者に取材し、メーカー各社の仕様書を突き合わせて7台を並べました。数字より暮らしの動線を大事にしています。

