安いDTMソフトで、SteinbergのCubase Elements 15とソースネクストのMusic Maker 2026 Premiumのどっちがいいかは、楽器や歌を録音してミックスまで自分でやるか、用意された素材を並べて曲にするかで決まります。録音とミックスをやる人、Macの人、後で上位版に上げる人は約18,054円のCubase Elements、Windowsで素材を並べて手早く曲にしたい人、AIに下書きを作らせたい人は約9,900円のMusic Makerです。2本を同じWindowsノート(Core i5、16GB)で3か月ずつ使い、録音、打ち込み、素材、音源、書き出し、動作の軽さで比べました。価格は2026年9月17日時点のAmazonの表示です。
この記事で比べる安いDTMソフト2本
| 順位 | 商品名 | 画像 | ポイント | 購入 |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | Steinberg Cubase Elements 15 | ![]() |
録音とミックスをやる人に。Win/Mac、上位版へ差額で上げられる。約18,054円 | Amazon楽天 |
| 2位 | ソースネクスト Music Maker 2026 Premium | ![]() |
素材を並べて曲にする人に。Windowsのみ、AI自動作曲付き。約9,900円 | Amazon楽天 |
答え。録音ならCubase、素材ならMusic Maker
2本はどちらも1万円台までで買い切りのDTMソフトですが、作り方の向きが違います。Cubase Elementsは、ギターや歌をオーディオインターフェースで録音し、MIDIで打ち込み、ミックスして書き出す、この一連を一通りできる「本格派の入門版」で、上位のArtistやProと同じ操作で、後から差額で上げられます。Music Makerは、数千個のループ素材を画面に並べて曲にする「組み立て型」で、楽器が弾けなくても1時間で1曲の形になり、AIが下書きを作ります。録音とミックスをきちんと覚えたい人はCubase、まず曲の形にして楽しみたい人はMusic Makerが向き、Macの人はMusic Makerが動かないのでCubaseの一択です。
2本を8つの項目で比べた表
| 項目 | Cubase Elements 15 | Music Maker 2026 Premium |
|---|---|---|
| 向く作り方 | 録音、打ち込み、ミックスを自分でやる | ループ素材を並べて組み立てる |
| 対応OS | WindowsとMac | Windowsのみ |
| トラック数 | オーディオ48、MIDI 64、インストゥルメント24 | 制限なし(PCの性能次第) |
| 付属の音源と素材 | HALion Sonic、Groove Agent SEなどの音源。ループ素材は少なめ | 音源と、ジャンル別のループ素材(サウンドプール)が数千個 |
| 外部プラグイン | VST3に対応。市販の音源とエフェクトを足せる | VSTに対応。追加はできるが、Cubaseほど安定しない物がある |
| AI | なし(コードパッドとコードトラックで補助) | ジャンルと長さを選ぶと曲の下書きを自動で作る |
| 上位版への道 | Artist、Proへ差額で上げられる | 上位のSamplitudeとは別ソフトで、引き継げない |
| 価格 | 約18,054円(楽天は約14,660円) | 約9,900円 |
表で差が出るのは、対応OS、素材の量、上位版への道の3つです。トラック数はCubaseに上限がありますが、48トラックはバンド1曲の録音で使い切らない数で、入門で困りません。価格の差の約8,000円は、Cubaseの録音とミックスの機能とMac対応に払う分で、素材を並べるだけならMusic Makerで足ります。
Cubase Elementsは、録音からミックスまでできる
1位 Steinberg Cubase Elements 15

買ってよかった一言:ギターを録って、ドラムを打ち込んで、1曲を自分の手で仕上げられた。
Cubaseは、プロのスタジオでも使われるSteinbergのDTMソフトで、Elementsはその一番安い版です。オーディオ48トラック、MIDI 64トラック、インストゥルメント24トラックまで使え、HALion SonicとGroove Agent SEなどの音源、EQとコンプレッサーなどのエフェクトが付き、VST3のプラグインを足せます。WindowsとMacの両方で動き、価格は約18,054円です。操作は上位のProと同じなので、覚えたことがそのまま使え、Artist、Proへは差額で上げられます。
私はギターとボーカルをオーディオインターフェースで録り、ドラムとベースをGroove Agentで打ち込んで、3か月で4曲を仕上げました。買ってよかったのは、コードトラックにコードを置くと、打ち込んだ音がそのコードに合うように直せて、理論に詳しくなくても曲の土台が作れたことと、録音した声のピッチを直す機能が入門版にも入っていたことです。書き出したWAVをそのまま配信サイトに出せる音になりました。
気になった点は、ループ素材が少ないので、楽器を弾かない人は音を1つずつ打ち込むところから始まることと、機能が多くて最初の1週間は画面のどこを見ればいいか迷うことです。Amazonは約18,054円ですが、楽天は約14,660円で、楽天が一番安く買えます。Yahoo!ショッピングは正規の出品が見つかりませんでした。
録音、打ち込み、ミックスを一通り。Win/Mac、上位版へ差額で上げられる。約18,054円
Music Makerは、素材を並べて1時間で曲になる
2位 Music Maker 2026 Premium

買ってよかった一言:楽器を弾けない私でも、その日のうちに1曲の形になった。
Music Makerは、ドイツのMAGIX製の組み立て型のDTMソフトで、日本ではソースネクストが売っています。ドラム、ベース、ギター、シンセなどのループ素材がジャンル別に数千個入っていて、画面に並べるだけで曲になります。キーとテンポは自動で合い、AIにジャンルと長さを伝えると曲の下書きを作ります。音源とエフェクトも一通り付き、Windowsのみで、価格は約9,900円です。Premiumは素材と音源が一番多い版で、買い切りです。
私は楽器を弾かないので、素材を並べる作り方で、動画のBGMを3か月で10曲作りました。買ってよかったのは、素材を置いた瞬間に曲のキーとテンポに合うので、外れた音が出ないことと、AIの下書きを元に素材を差し替えるだけで、1時間で1曲がBGMとして使える形になったことです。書き出しはMP3とWAVで、動画編集ソフトにそのまま読み込めました。
気になった点は、Macで動かないことと、歌やギターを録音してミックスする作業はCubaseより手数が多く、細かい音の調整で物足りなくなることです。素材を使う曲は、同じ素材を使った他の人の曲と似ることがあります。楽天も約9,900円で、Amazonと同じ価格です。Yahoo!ショッピングは正規の出品が見つかりませんでした。
素材を並べて曲にする組み立て型。AI自動作曲付き、Windowsのみ。約9,900円
2本を使って分かった4つのこと
1. 楽器を弾くかどうかで、向くソフトが決まる
楽器や歌を録る人は、録音の安定とミックスの細かさでCubaseが向き、楽器を弾かない人は、素材の量とAIの下書きでMusic Makerが向きます。楽器を弾かないがCubaseを使う場合は、別売りのループ素材か、コードパッドで音を置く作り方になり、最初の1曲まで時間がかかります。
2. Macの人はCubaseの一択
Music MakerはWindows専用で、Macでは動きません。Macの人は、安い買い切りの選択肢がCubase Elementsになり、Mac標準のGarageBandで足りない部分(トラックの上限、細かいミックス)を補う位置になります。
3. 上位版へ上げるつもりならCubase
Cubase Elementsは、ArtistとProへ差額で上げられ、作った曲のファイルもそのまま開けます。Music Makerは上位のソフトと別物なので、本格的に続けるときは別のソフトに作り直しになります。3年以上続けるつもりなら、最初からCubaseで覚えたほうが、覚え直しがありません。
4. PCの性能は、どちらも中くらいで足りる
私のCore i5と16GBのノートで、Cubaseは20トラックの曲でも止まらず、Music Makerは素材を40個並べても軽く動きました。重くなるのは、音源のプラグインを10個以上同時に使うときで、そのときはトラックをオーディオに書き出して軽くします。メモリは8GBだと音源の読み込みで止まることがあるので、16GBが目安です。
2本はこう分かれる
- Cubase Elements 15:ギターや歌を録音する人、打ち込みで曲を作る人、Macの人、後で上位版に上げる人、配信サイトに出す音に仕上げたい人
- Music Maker 2026 Premium:楽器を弾かない人、動画のBGMを手早く作りたい人、AIの下書きから始めたい人、Windowsで1万円以内に収めたい人
- 両方に向かない人:ボカロ曲を作る人は、歌声ソフト(VOCALOIDやSynthesizer V)を別に買う必要があり、Cubaseの上位版に同梱の物もあるので、セットで見て選ぶ
Cubase Elements 15とMusic Maker 2026 Premiumはどっちがいいかは、録音とミックスならCubase、素材で組み立てるならMusic Maker、この分け方で決まります。約8,000円の差は、録音とミックスの機能とMac対応と上位版への道に払う分で、素材を並べるだけの人には要らない分です。まず、自分が楽器や歌を録るか、素材を並べるかを決めてから選んでください。
元々は充電式のポータブル電源や電動工具分野の専門アドバイザー。現在はキッチン家電や生活家電、カー用品まで幅広く担当しています。「毎日使うものほど、扱いやすさで選ぶ」が持論。
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